サークル活動10年間の記録です。今後の皆様の活動の参考にしてください。
ここに掲載されている写真、記事および資料については、複製、配布をご遠慮ください。
2010年10月9日に発足され10年がたちました。当初、企業・福祉・教育・カウンセリング・地域(家庭)の5分野のサークル活動がそれぞれスタートしました。興味・関心が共通している人同士が、サークルを通してTAをより深めながら活動し、会員活動部会はその活動をバックアップする役割がありました。この役割には、サークルの活動規定(別紙)の中に目標として次の3つを挙げています。
◆サークルの目標
①資格に関わらず、関心のある分野でTAを基本として自ら学ぶ機会を作りましょう。
②会員同士の交流の場を作り、支部からのサポートを得ながら支部活動に貢献しましょう。
③活動状況を『会員活動報告集』や年次大会などの発表につなげて、自他ともに研鑽・向上を目指しましょう。
◆サークルの10年間のあゆみ
TAセラピーメイクサークル・TAカウンセリングサークル・教育サークル・家庭サークルの4つのサークルが活動しました。
ところが10年目の2020年に新型コロナウィルスの影響で、ほとんどのサークル活動がストップしました。協会の支援も得にくい状況にもなりましたが、10年目ということもあり、各サークルは一定のノウハウをもつことができていました。
そこで各サークルは、自主サークルとして継続したり、いったん解散したりとそれぞれ区切りをつけることになりました。
10年間どのようなサークル活動をしてきたか、記録をここに残して、サークル活動のサポートを終了することとします。
2021.3 会員活動部会長 金子万里子
◆Contents
*TAセラピーメイクサークル
*TAカウンセリングサークル
*教育サークル
*家庭サークル
①目的 /②活動場所 /③責任者
①TAのストローク理論を基本にしながら、高齢者へのセラピーメイクの普及を目的としています。実際は高齢者施設を訪問してメイクやハンドマッサージをしました。
②三鷹市と小金井市の2つの施設を訪問します。
③金沢 治子e-mail:hw57a7@bma.biglobe.ne.jp
①TAを基本とした各種心理療法を中心に、メンバーの保有するスキルを共有し合い、カウンセリング実習や実践を通じて各自の総合的なカウンセリングスキルの向上を目指します。また、お互いに刺激のある自己研鑽の場になることを心がけ、ボランティア活動に参加し、社会貢献を通じてTAの普及を図ります。これまで渋谷区・調布市にて無料カウンセリングを実施しています。
②月1回平日の夜に会合を開催(19時~21時)
渋谷男女平等・ダイバーシティセンター8階 会議室
③富岡 達也 e-mail:tommy1964@ab.auone-net.jp
①教育という視点から、子育て支援に関わる資料をもとに、意見交換や勉強会をしています。不登校などの不適応を起こしている子どもの相談事例・子どもに関わる凶悪なニュースを取り上げてTA的に検討もしてきました。また、生活に根ざしたTAの実践を図るため、実際の『エゴグラムSHE』のデータをもとに、励ましのメッセージの作成に取り組んでいます。
②支部研修会終了後、近くの喫茶室を会場にミーティングを実施しています。
③相原 悦子 e-mail:lavendernoyouni@gmail.com
<教育サークルの活動を振り返って>
交流分析士インストラクター 千木良 解江
私が教育サークルの代表を務めさせていただいた活動を振り返ってみます。
教育サークルミーティングを開催するにあたって、開催日程や会場など制限のある中で何時も参加して下さったメンバーの皆様には感謝いたします。
サークルの方向性が定まらない中、メンバーからの提案で教育という視点で青少年事件を取り上げて生育歴や家庭環境などの資料を集めてTA的に検討をし、熱心に討議をしたことを思い出します。
その後、教育相談の事例検討をする中で親と子どものオーバーラップエゴグラム検討、子どもにはエゴグラムSHEの質問紙に答えて貰いましたので、サークルミーティングの中でメンバーがそれぞれに「励ましのメッセージ」を書いて意見交換し「励ましのメッセージ」を届けることが出来ました。
教育サークル活動に関わることで、エゴグラムSHEの活用をし「励ましのメッセージ」を書いて届けることが出来たこと、エゴグラムSHEの知識を深めることが出来ました。
これからも、教育や子育ての場面でエゴグラムSHEを活用して貰えるような状況づくりと、エゴグラムSHEの質問紙に多くの子どもたちに答えて貰えて「励ましのメッセージ」を届けたいと考えます。
このコロナ禍では、子どもへの「励ましのメッセージ」が母親への励ましのメッセージにもなるのではないでしょうか、子どもたちへの励ましとともに、環境の変化に育児不安や心のゆとりを無くした母親に寄り添う事が出来ると思います。
〝TA子育ち支援士″としての視点からも活動が出来るのではないでしょうか。
関東支部「会員活動報告集」の平成29年度版・第7集に「教育サークル:活動報告」を掲載して頂きましたことを申し添えます。
①乳幼児や思春期の子育ての悩みだけでなく、さまざまなライフイベントや夫婦間・家族間の課題、地域社会との関わり等にTAを活用して、より良い家庭を築くための実践に努めています。
さらに多くの家庭へ広められるよう講座を開いて、事例集の作成などの活動を目指しています。
②月1回のミーティングは新宿の喫茶店を利用。または、協会講座や集会の合間に竹橋近辺で。講座は茨城・埼玉・千葉・神奈川で開催した。
③金子 万里子 e-mail:k_officecom@yahoo.co.jp