受講レポート

「エゴグラムの読み方 基礎編」に参加して                                                                                      交流分析士インストラクター 白崎あつ子

 

令和元年6月22日()日本教育会館にて1330から1730まで、関東支部主催の講座「エゴグラムの読み方 基礎編」が開催されました。今回は池上准教授の引退を受け、研修部会長である石川 任 インストラクターが講師を勤めてくださりました。司会は同じく研修部会の高遠康冶さん、受講者は10名でした。

 

 エゴグラムは2級取得後、自己変革しなくてはとの思いから受講し始め3度目だと思います。最初のエゴグラムではCP(12)NP(20)A(18)FC(6)AC(12)と大きなP小さなCでとても生き辛さを感じていました。今では、ねばならない、してあげなければといった気持ちに突き動かされることもなくなり、本人主体の原則、適度な距離感をもつことができるようになったとは思っていましたが、今回の講座で新たな発見を見出すことができました。

 

 

1.留意点

 

①エゴグラムは心理テストではなく、自分の行動を振り返り、自己理解のためであること。グラフの形に良し悪しはなく、本人が問題なく良し、と感じているのであれば変える必要はないこと。を留めておく必要があります。

 

②次に「心的エネルギー一定の法則」を知っておく必要があります。

 

(P+A+C)mm=K(一定・心的エネルギーの総量)

 

自我状態はTPOに応じて変化し、普通、m(生理的因子)m(環境因子)は変化しませんが、うつ状態になるとか、大病する、職場環境の変化や退職などによっても変化する。従って長期的には心的エネルギーは変化します。

 

③エゴグラムは質問紙によっても違ってくる。継続して変化を見るには同一の用紙を用いると良い。

 

今回用いた30点法の「エゴグラム プロファイル セルフテスト」と「桂式自己成長エゴグラム」ではグラフの形が違っている方が多く、質問がでました。

 

以上を踏まえると、理想的なエゴグラムはありませんが、自己表現が十分できるエゴグラムが理想的で生き易いエゴグラムといえます。それには、ある程度高いFC(自己表現・生きる力の源)、FCをコントロールするA(冷静さ)NP(暖かさ)、そしてある程度必要なのはCP(自己規制)AC(配慮)の5つの機能のバランスが必要といえます。

 

2.エゴグラムの読み方(自分自身のエゴグラムについて考える)

       プリントを用意して分かり易く説明してくださいました。

 

3.自分のエゴグラムから読み解く 

十分な時間を取って自分のエゴグラムを考察することができましたが、周りの人とお互いにディスカッションし合う時間が少なかったように思いました。

 

私のエゴグラムはCP(14)NP(16) A(16)FC(10AC(10)でした。得点から見るとFC・ACは同得点ですが、桂式エゴグラムでは全体の15%位置にありグラフでは中位以下になっています。つまり心的エネルギーが不足している状態です。そこで、私のエゴグラムから判断すると私は他人を行動の基準にしており、いつも優しく相手に思いやりを持って接しており、総合的に状況判断をして、周囲の人のために行動しています。ただし、心的エネルギーが不足気味で今は気力が出ない状態なので、十分な休息が必要。その通りだなと思いました。以前と比べると相変わらず高い機能は高いままですが、低い機能が高くなり、その分高い機能が抑えられてバランスが取れてきたように思います。

 

 

4.自己変革のための計画を立てるには

(P,A,Cの間のエネルギーの配分を変えるということ)

 

5.行動処法を書く時の注意点(行動の変革をしたい人に相手の合意・納得のもとに提案する)

 

 

 

以上一冊の本の内容を4時間で収めるのは大変なことですが4時間が短く感じられました。

 

石川先生 沢山の資料を準備して下さり、楽しく受講できるようご配慮いただきありがとうございました。

 

私の課題は相変わらずのFCの低さですが、他人軸で行動する時にも相手に合わせるだけでなく自分の考えも出してアサーティブな行動をしてこうと思います。次回のエゴグラムの変化を楽しみに自己成長を試みていきます。