受講レポート

インストラクター資格更新研修会に参加して

交流分析士インストラクター 佐々本良二

 今回の研修会は、講師に静岡支部の杉元真友実准教授を迎え、「インストラクター資質向上を目指して」と題して、今回改訂されたインストラクターテキストを基に行われました。

 インストラクターテキストは、当協会のインストラクターとして活動するにあたり、インストラクターとしての役割、守らなければならないことや理解していなければならないこと、役に立つスキルについて書かれています。インストラクターになった当初はしっかり読んだつもりでも、何年か経つと忘れてしまっていました。杉元講師が最初に板書された「守・破・離」の持つ意味が講座の進行につれ、徐々に理解されていきました。私たちは、インストラクターとして守るべきものは徹底的に守り、そこからオリジナリティを作り出していくことが求められています。

 

講座の方は、6人からのグループになり、グループ内での話し合いを中心に進められました。まずは、グループ内で自己紹介。ここで和気あいあいとしたムードになれるのも、さすがにインストラクターの集まりでしょうか。

 

まずテキスト通りに、前半は当協会の「NPO法人に課せられた分野」、「交流分析士インストラクターとは」、「ノンクリニカルなTAの定義」、「倫理綱領の順守」について話し合いました。現在インストラクターとして、自分の活動がどの分野に属しているのか改めて見直し、自分がインストラクターを目指した動機などを思い出させてくれるものでした。今後どのようにしていきたいのか、グループ内において、披露し合い、いい意味で刺激し合うことができました。また、改めて倫理綱領の必要性なども話し合い、倫理綱領を理解することが会員自身を守り、組織を守り、安心して講座を開設することに繋がっています。今話題の「吉本闇営業問題」みたいなことは、倫理綱領を遵守していれば起こらなかったのではないかという声もありました。

 

後半は、主に「インストラクション・スキル」についての確認です。具体的に各グループで「インストラクション・プラン」を考えました。条件は、90分の出前講座、講座名、対象者、重点ポイント、どのジャンルをどのくらい配分するのかを話し合い、10分以内で発表するというものです。制限時間もあり、どのグループも真剣に取り組んでいたようです。発表するにあたり、受講者に安心を提供すること、今からやることをお知らせすること、講師の態度としては受講生の胸を借りるつもりで、常に良い講座にしようという意欲と緊張感を持つことなどをアドバイス頂き、眠らせないのも講師の仕事というのも印象的でした。

 

杉元准教授は、地元でカルチャーセンターやPC教室等でもインストラクターを行っているだけに、とてもゆっくりと落ち着いた話し方で、分かりやすく安心して聞くことができました。自らお手本を実践で示していただいたようでした。

 

私にとって、このようなインストラクターの集まりは、1,2級講座やインストラクター養成講座で一緒に学習した方との親交の場でもあるのでできるだけ参加しています。そのため、このような研修会に参加する度にどんな発見があるのかを楽しみにしています。今回も良い気づきを与えていただきました。