~「わたしのTA]さがし~
TA理論は日々発展しており、様々な理論が提唱されていることをご存知でしょうか?
TA学派として最も一般的に知られているのは「古典派」、「再決断派」、「カセクシス派」だと思います。さらに今日では「関係性TA」、「Co-creative TA」など、新たな理論のムーブメントが起きています。
同じTAなのに「何が違うの?」と疑問を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本講座では、TA学派(理論)の違いや発展の歴史に触れながら、新たな理論のひとつである「関係性TA」に焦点をあてて、基礎的な理論や技法を学習します。
TAに様々な理論があるように、皆さまが日々活用しているTAも様々だと思います。いろいろな理論に触れながら、ご自身が求めている「わたしのTA」とは何か? 一緒に考えて、見つけて、一歩踏み出してみませんか。
【川合由美子先生からのメッセージ】
TAはエリック・バーンに始まり、今だ進化・深化しつつある心理学・心理療法です。バーン以後、様々な実践家によって3つのオリジナルな流派に加えて8つの流派が付け加わり、ポジテイブな批判と協力を繰り返して独自な発展を続けています。アダルト一つ取っても、180度違う考え方があります。その中の一つ、関係性TAに軸足を置いて、交流分析を見ていきましょう。関係性TAはCを執行役と捉え、哲学や現象学、精神分析の流れを取り入れた、バーンの後期の考え方の発展形といえます。人は関係の中で気づき、様々な成長をします。幅広く考え方を知ることで、自分のこの活動にはどの理論が使いやすいか、自分自身はどう考えるのかのヒントになれば幸いです。
日 時:12月16日(土)10:00~16:00
受付9:30~
講 師:川合由美子教授
会 場:Zoomによるオンライン講座
受講料:会 員 4,500円
非会員 5,500円
(資料代、消費税を含みます)
定 員:40名
最少催行人数:5名
締 切:12月6日 10:00AM
~関わりと分かち合いに基づく最新の交流分析~
近年、メンタルヘルス分野において、「心の健康促進」や「ウェルビーイングの実現」に向けて、ポジティブな側面を追及したアプローチが主流になり、精神分析や心理療法においても「過去」以上に「現在」に焦点を当てた、今ここの「関係性」を重視する「二者心理学」への転回がなされています。そして交流分析においても「関係性TA」が新たな流派として確立されつつあり、世界では既にさまざまな発展を遂げています。
中でも「コ・クリエイティブTA」は「今ここ」における「関係性」を重視したポジティブな最先端理論として世界で注目され、日本でも今年待望の翻訳本が出版されました。今回はその翻訳者である日本交流分析学会理事長の江花昭一先生をお招きし、「コ・クリエイティブTA」とは何なのかを徹底的に解説していただくことになりました。書籍を読み解く上で、必ず理解しておきたい理論、特にエリック・バーンの交流分析理論の原点の考え方などが満載の講座となっております。皆さまのご参加、心よりお待ちしております。