受講レポート

「TAマインドフルネス」講座(第三回)に参加して

交流分析士インストラクター 小森洋幸

 2021112713:3016:00 「ちよだプラットフォーム」において、関東支部主催講座「TAマインドフルネス(3)」が開催されました。講師は井手之上准教授です。

 

 

本講座は6回シリーズの継続講座で今回は第3回になります。関東支部ではコロナ感染症の影響により昨年度以降の講座はZoom開催になっておりましたが、今回は対面+Zoom”のハイブリッド講座として開催されました。私は久しぶりの対面講座ということでとてもワクワクしながら現地で参加しました。一方事務局の皆様は関東支部で初めてのハイブリッド講座のため、慌ただしく準備されており緊張感を持ちながら運営をされていた印象でした。いつもありがとうございます。

 

 

講義の最初は、受講者が自宅で実践されている瞑想による気づきについてグループディスカッションを行いました。同じグループの中に瞑想を習慣化して実践されている方がいらして、たくさんの気づきが得られているという話を伺うことができました。残念ながら私は瞑想を習慣化することが出来ず、新たな気づきも得られていなかったため少し残念な気持ちになりました。しかし井手之上先生からは「習慣化することは難しい、これにより『時間の構造化』がいかに難しいことかが分かると思う」とのコメントをいただき、少し気持ちが楽になりました。

 

その後は前回(2)のアンケートに記載されていた質問を、井手之上先生が丁寧に解説を交えながら受講者全体に回答して下さいました。これも継続講座の良い点だと思います。

 

 

そして理論講義では、前回までの講義内容を交流分析の基礎理論を交えながら振り返る形式で進められました。振り返りのおかげで今回から新しく参加されている方もスムーズに講義に入っていけたと思います。継続参加されている方にとっては同じ内容の繰り返しを聞くことになりますが、基礎的な理論は何度聞いてもその時々の状況により新たな気づきを得るチャンスだと思いますので私は良い時間だと捉えています。講義の中で私が印象に残っている点は「人生脚本」と「瞑想」の関連性を分かり易く説明してくださったことです。

 

・瞑想中は脚本の良し悪しはジャッジしない。

 

・瞑想を通じて、自分自身を見つめて脚本を体感することが大事。

 

・瞑想により本来の自分に意識を向け、自分が何を考えているか?を理解する。など

 

 

そしていよいよマインドフルネスの実践です。前回学んだ「肺を十分に使った呼吸法」による瞑想から始まり、その後も「ロングブレス(丹田長式呼吸法)」では上丹田、中丹田、下丹田を意識しながら息の吸い方、吐き方のコツを学び、そして「プッシュ・プレス」というストレスの解放に有効な方法を学びました。どちらの瞑想も井手之上先生が目の前で実践しながら教えて下さったことでより理解が深まったと感じています。

 

本講座はあと3回継続されますので、残りの講座も楽しみながら瞑想の習慣化に取り組みたいと思います。

 

事務局の皆様、受講者の皆様、楽しい講座をありがとうございました。

 

 

講師 井手之上  修 准教授