受講レポート

インストラクター資格更新研修会に参加して          インストラクターの資質向上を目指して

交流分析士インストラクター 米川雅子

仕事の人間関係や、家族とのコミュニケーションでは、日々T A理論を活用・実践して大いに役立てられていると思っているのですが、インストラクターとして「人にきちんとその理論を伝える」という機会がない生活なので、毎回この研修会に参加するたびに、自己研鑽の努力の不足を痛感するとともに「次の研修会までには、人にT Aの素晴らしさを伝える機会を作ろう!」と決意するのですが、しばらく時間が経つとその決意も薄れてしまい、日々の日常に埋没してしまうことについて、どうにかしたいと思います。やはり「機会」はやってくるものではなく、自分で作るものだと思うので、今年は「土曜学習応援団」講師養成講座に参加し、今後開催予定の「T Aカレッジ」の運営に関するセミナーなどにも積極的に参加することで、来年の養成講座の際には「私はこういう活動を始めました!」と報告できるようになりたい、と思います。

 

 そういうこともあり、今回の研修会の内容は「二級講座」の内容、エッセンスをコンパクトに振り返ることができる内容だったため、今の自分にとってはとても有難い内容でした。一番初めにグループ討議した「T Aの良さ」も、自分がなぜTAを学び、それをどのような形で世の中に広めていきたいと思っているのか、という思いを改めて考えるきっかけとなりました。

 

 事例検討1−2については、一つのケースについてT Aの7ジャンル全てを用いて検討するというスタイルがとてもよかったと思います。それぞれを「個別」に学ぶことが多いのですが、現実の場面では、例題&妥当解のように対処できることは少ないので、さまざまな見地から複合的に考えることで、色々なアイデアや可能性に気づくことができたからです。あと、時間の構造化に「ドライバー」や「禁止令」が深く関わっているという視点はあまり持っていなかったので新しい発見となりました。

 

 事例を討議する中では、やはり「コロナ」の影響で今まで以上にストレスが増えるのと同時にステイホームで引きこもり生活を余儀なくされ、人との交流も対面ではなくオンラインが基本となった今、世界中が極度のストローク飢餓状態になっている危険性と怖さを感じました。このような時だからこそ、T Aを広めることが非常に重要だと改めて思いました。

 

 中学生の愚息も、学校は時短・オンライン授業になったり、行事が取りやめになったり、部活活動が停止という生活が1年半続いており、夏休みなのに友達と遊びに行くこともできず、本当に可哀想な状況に置かれています。せめて家族との交流は心地よい場所になるよう、いつも以上にポジティブストロークを投げ、この引きこもり生活をサポートしてきたいと思います。

 

 本日も沢山の気づきがありました。どうもありがとうございました。